21世紀家族へ―家族の戦後体制の見かた・超えかた (有斐閣選書)

戦前から現代までの「家族」のありよう、そしてこれからの「家族」の姿、とても示唆的で興味深く読みました。大学のレポートを書くのに購入しましたが、語り口調で読みやすい本です。子どもは過去は「生産財」だったが、今は「耐久消費財」には、深くうなづいてしまいました。周囲が親の介護で追われている状況にあります。家族が介護するのは本当に大変です。「介護」は、めんどうをみる親族に補助金を出すのではなく、介護される本人に補助をして、本人がサービスを選択しながら生活をするというのがベストと感じました。今までの自分の過ごしてきた過去、そしてこれからの将来、それを見据えるうえでいい時に勉強できたなと感じています。気軽に読めてお薦めできる一冊です。