人間釈迦〈1〉偉大なる悟り

お釈迦様の説話を説いた本は多くあれど、お釈迦様の悟りそのものをわかりやすく文字にされたものは、おそらく人間釈迦第一巻にしか見当たりません。（信次氏、生存中の1976年度以前の旧版が良い。内容が変更されていないため）。信次氏は多くの著作を出されましたが、その心は「新復活」の講演（1976年6月4～6日の東北研修会、亡くなられる20日ほど前の講演です）に凝縮されたように、語られています。同氏のほかの講演と違い、この講演は宗教団体の真偽を見分ける判断基準ともなりうる内容を話しておられる為、この動画だけはインターネットなどにアップされてもすぐに消されているようです。後半22分12秒～（前半約30分、後半約30分、合計約60分の講演です）「自分の生活の場は自分の生活として、今度の光の天使は全部、事業をやりながら出てきております。宗教でなど飯など食いません。それが本当です。神は一銭の、人間から金などいらないのです。太陽はタダです。神の心です。これが神理（しんり）です。」後半23分05秒～「イエスの時代や、あるいはまた、ゴーダマ（＝お釈迦様）の時代ならばそれで良かったのです。現代の時代はそれではダメなのです。教祖やその取り巻きが優雅な生活をするために宗教があるのではないのです。真の宗教とは宇宙の、人間として生きる道を教えているのです。そして人間に生きる喜びを与える道なのです。これが神理なのです。神は人間の作ったものを欲しません。大事なのは美しい一人の人間の心が欲しいのです。」ー引用終わりー。この拙文がわずかでも皆さまのご参考になれば幸いです。