海賊上がりの身代わり王女 (キャラ文庫)

あらすじが良かったので買いましたが、うーん。まずキャラが定まっておらず、受けは最初狂犬みたいなキャラだったのに、攻めに一回抱かれただけで従順になってるのが…。攻めも何だかなあ…。受けに対して守る守る言ってた癖に、捕まった受けより王女優先するのが口先だけの男に見えてしまう。王女優先するのが正しいのは分かるんですが、そこを上手く書くのが作家さんの力量ではないかと。あと死に設定多すぎです！受けの不能設定が突然出てきて即治るとか、終盤で判明した攻めの王子設定とか。特に攻めの王子設定は、誰にも明かさず心の中で(実は俺は王の子なんだ…)って言ってるだけ。受けにも王女にも明かさずに、身分もそのまま。本当になんで出したんだ…？色々と引っかかる所が多くて楽しめませんでした。同レーベルの前作は普通に好きな部類だっただけに、残念です。